出石温泉館乙女の湯が閉館？

本日の神戸新聞但馬欄に、豊岡市出石町にある出石温泉館乙女の湯が8月末で閉館する旨の記事が掲載されていました。2005年3月オープンと書かれていますから、わずか15年未満での閉館です。

運営は指定管理者として地元の田渕温泉運営管理組合がやっており、閉館の理由は単純に赤字だったということ。赤字といっても恒久的に続くかどうかによりますが、回復する見込みがないと判断したのでしょう。

記事によると、豊岡市は閉館後の施設を解体するという選択ではなく、存続させるかたちで模索していくようですが、誰が運営を担っても町外れにあるので利用者の増加は難しいでしょう。

ところで、温泉施設の商売が厄介なのは、建物を修繕する費用で簡単に赤字になってしまうことでしょう。一人あたり数百円の利用料で黒字化しても、修繕費用を工面しようとなると全然足りません。

そういった理由でいくら黒字でも、黒字の額が小さいと継続した運営はどこかしらで破綻してしまうわけです。一人あたりの単価を上げるためには宿泊施設の併設等も考えていく事も必要だろうと思います。