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植村直己さん日本縦断の碑訪問記

国民栄誉賞を受賞した旧日高町出身の植村直己さんが、3000km日本縦断徒歩旅行をした際に稲葉を通りかかったことを記念して建てられた「日本縦断の碑」は稲葉区の公民館のすぐ隣にありました。

碑は観光客が通常通らない場所にあるためか、あまり知られていません。地元民にも意外と知られていません。

ちなみに、豊岡市日高町内には植村直己さん関連施設として、植村直己冒険館、植村直己ふるさと公園、植村直己記念スポーツ公園等があります。

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植村直己さん日本縦断の碑の写真

撮影日:2008年6月28日

手前左側の施設は稲葉区公民館。その隣に碑はありました。

手前の白い木碑には「植村直己さん日本縦断の碑」となっていますが、奥の石碑には「植村直己さん日本縦断の道」と掘られています。どっちなんだい!

■案内板より↓

日高町で生まれ育った世界的な冒険家で国民栄誉賞を受けた植村直己さんの生涯の夢は「南極大陸横断単独犬ゾリ旅行」でした。

その冒険史に金字塔をたてた北極点グリーンランド単独犬ゾリ旅行も、この夢にチャレンジした第一歩は北海道稚内から九州鹿児島まで3000km日本縦断徒歩旅行でした。これは、南極横断の距離を想定し、それを体験するのが狙いでした。

1971年(昭和46年)8月から10月にかけて、わずか52日間で踏破しました。日高町上郷の実家に一泊しましたが、この時植村さんは幹線道路を離れ山道を歩きたいと縦断旅行中ただ一箇所、日高町稲葉区から美方郡村岡町へ山道を抜けました。記念碑の前の道路は当時まだ舗装されていないデコボコ道でした。

自然をこよなく愛した植村さんはこの道を今でいう森林浴をしながら歩き、英気を養ったに違いありません。ひいては、縦断旅行の成功のポイントになったと確信しています。稲葉を通りがかったこの時の植村さんの姿を見た人はトレーニングウェアの軽装で笑顔を絶やさずいつまでも手を振りながら山に入って行かれたと話しています。

今も夏になると植村さんに憧れた若者が同様の徒歩旅行をしています。このような若者がこの地を通る時、ふと植村さんの姿を思い浮かべ、励みになればと、また同時に皆様方にも植村さんのありし日を偲んでいただこうと心ばかりの記念碑を建立いたしました。

平成2年4月28日 中島栄一

名称 植村直己さん日本縦断の碑
所在地 兵庫県豊岡市日高町稲葉
開園時間 24時間
休み 年中無休
入場料 無料
駐車場 なし
公式サイト なし

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