蘇武の縄文水
蘇武の縄文水案内板より
この水は、国道482号線蘇武トンネル工事によって蘇った湧き水です。湧き水は、城崎郡日高町と美方郡村岡町にまたがる蘇武岳(標高1074m)に降った雪や雨が地下に浸透し、成層l構造を成す地層内の火山岩類に貯水され、形成された帯水層から湧き出ていると考えられます。長年の時を経て地底から蘇った水です。この広場に湧き出ている水は、トンネル内から導いてきた原水のままですので、水道水のように減菌処理はされていません。
■水の内容■
硬度 37(軟水)
PH 8.5(弱アルカリ性)
水温 11度(年間を通じてほぼ一定)
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写真 | 撮影日:2009年9月10日 |
名称 | 蘇武の縄文水 |
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所在地 | 兵庫県豊岡市日高町稲葉 |
開園時間 | 24時間 |
休み | 年中無休 |
入場料 | 無料 |
駐車場 | なし |
公式サイト |
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蘇武岳という山のおかげで、こうして長い時を経て浄化された水として湧き出ていることを考えると感慨深いものがあります。減菌処理されていなかったので水は飲みませんでしたが、確か蘇武の縄文水として道の駅で販売されていたような気がします。
人間にとっていつの時代も水は必要で、水の有無によってその土地の豊かさをはかることができます。神鍋高原と美味しい水という組み合わせもとても良い間柄という感じです。
追記:2010年8月18日付けの神戸新聞に掲載された記事によると、神鍋観光協会の水道料金負担による簡易な取水場、いわゆる蛇口のある水汲み場ができたそうだ。
従来は飲用不可だったのだが、今後は安心して飲める。稲葉浄水場の処理された水を飲めるわけだ。処理された水の味はどうなのか気になるので、再び訪問したい。