日高神鍋テレビ中継局

テレビ中継局巡りの旅、今回は日高神鍋中継局です。
同中継局は冬はスキーで賑わう神鍋山に設置されています。麓にある駐車場に車を止め、歩いて登りました。通常はスキーシーズン真っ只中ですが、今冬は、雪不足のためにリフトは停止している状態でした。

山に積もっているはずの雪がまったくありませんので、非常に登りやすかったです。それでも、たいした高さではない山とはいえ、目的地に到着する頃には汗を掻いてしまいました。

日高神鍋中継局はNHK単独のテレビ中継局です。しかし、中継局周辺である神鍋高原のどのお家をみても、日高神鍋中継局から受信している様子は見受けられません。ほとんどのお家は兵庫日高中継局から受信しています。一部で香住中継局から受信している世帯もあります。NHKの配慮で、この日高神鍋中継局があるものと思います。有効かどうかは別にして。

冬季は雪が降りある高さまで積もるせいか、局舎の位置が高くなっています。アンテナの柱の銘板には、製作者『住友電気工業株式会社』。制作年月・昭和46年9月となってます。ということは、もう三十年は超えているわけです。

それにしては、綺麗な状態を保っています。綺麗な状態を保っているといっても、緑色に塗られたペンキはところどころはげています。そして、錆びていたりと、老朽化は進行しています。こればかりは、経年劣化で仕方ないです。

本来、この時期に撮影できるのは奇跡みたいなものです。過去に例のない記録的な暖冬となり、雪がまったくありません。神鍋山は標高が低いのでまったく積もりません。一月下旬といったら、スキー客で賑わっている頃ですから、おかしな事態がおきているわけです。

しかし、雪がないおかげで撮影もできました。気温も高く、一月下旬とは思えないほどでした。むかし、冬季国体が開かれる予定でしたが雪不足のため中止になった経緯があります。西日本はじめての冬季国体開催でしたが、その年だけ雪不足という災難に見舞われました。