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城崎テレビ中継局(アナログ)

テレビ中継放送所めぐりの旅。今回は、豊岡市城崎町来日の来日岳にある城崎中継局です。城崎局への登り口は三ヶ所ありますが、今回は、この城崎局(来日岳)のある来日地区から自動車で登りました。

道路は舗装されていて、砂利道の部分はありませんのでとても登りやすい。城崎局のある来日岳の標高は567メートルあり、そんなに高いというような山ではありません。

来日岳には様々な電波塔が林立しています。そんな中、民放の施設とNHKの施設が山頂の東側に位置しています。民放もNHKも香住中継局から電波を受信しています。

城崎中継局のサービスエリアは主に豊岡市となっています。ただし、お隣の京丹後市方面にも電波が届いているようで、日本海沿いでは良好に電波を受信できる模様。来日岳の山頂からも京丹後市の海沿いを望むことができます。

城崎町史より

テレビ・ラジオの急速な放送内容の進展にかかわらず、当町は電波の谷間としてその恩恵を受けられなかったが、昭和三十三年一月二十日城崎テレビ協会(初代会長西村止才之亮)が発足し、鳥取方面の電波を、来日山頂で中継し、これを有線で導き、昭和三十三年六月一日城崎町として初の映像がなされた。受像はNHK並びに日本海テレビであった。

 昭和四十年「NHKテレビ城崎テレビジョン局」の開局が計画され、この建設、維持管理道路として、NHKより千八百万円の負担がなされ、城崎町が二千二百七十万円の工事費で、来日山頂までの4860メートルのテレビ道路が完成し、城崎テレビ局が開局した。

 昭和四十二年十月近畿地方の民放テレビの難視聴地区解消として、郵政省からテレビ用周波数割当計画の一部が修正された。民法四社は近畿二十六地区にテレビ中継局を建設することとされ、この一環として、昭和四十三年毎日テレビ、朝日テレビ、関西テレビ、読売テレビの各テレビ局の四社共同施設に加え、サンテレビも加わり、民放五社の共同施設のサービスエリアは、豊岡市、城崎郡の一部、出石郡の一部、約一万世帯であった。なお兵庫県のローカル番組やプロ野球の完全中継放送などを行うサンテレビは、すこし遅れ昭和四十六年十一月一日開局し同日放映された。

 夢の放送といわれる「FM放送局」についても、テレビ放送局と同じ来日山頂に建設され、昭和四十二年九月二十日城崎FM放送局として開局し、音質がよく、雑音の入らぬ、音の安定した受信が可能となり、また、ステレオ放送も受信できるようになった。

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放送局 リモコン番号 物理チャンネル 偏波面 出力
NHK総合 1 50 水平 100W
NHK教育 2 52 水平 100W
サンテレビ 3 56 水平 100W
毎日放送 4 54 水平 100W
朝日放送 6 58 水平 100W
関西テレビ 8 60 水平 100W
読売テレビ 10 62 水平 100W
中継局の写真 撮影日:2007年2月25日

来日岳山頂に林立する電波塔です。来日岳の林道道中で撮影。

拡大。

中継局の写真 撮影日:2007年4月6日

山頂の中継局まで通じる林道。その林道の道路脇にNHKの受信点がありました。

三川山にある香住局方面を向いています。

プレートパラボラ。近くで見ると迫力があります。

NHK全景。FMも送信も兼ねています。

施設のあらまし。

民放全景。

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